シニアになって思うこと(1)過去の自分が今の自分をつくる

シニアになってしばらくして・・・
周りと自分の間の空気がこれまでと
違ってきたと感じるようになった。

周りが変わったのではなく、
自分が若干過敏になったからなのだろう。

役職定年やら定年が近づいてくる一方で
30代、40代の若手が責任ある立場に昇格し、
会社から頼られているのが明白になってくる。
すると自分がどんどん取り残されている気になってくる。

自分が30代、40代の頃に会社から期待され、
華やかなステージで脚光を浴びたことが
あるのだから、世代交代なんだから、と
言い聞かせても取り残され感はなくならない。

出世組は何段階にも分けられていて、
役職定年までに主任にもなれない人もいるし、
課長にもなれない人もいる。
自分は部長までは行ったのだから
いいじゃないかと思いたいのにそう思えない。
本部長や執行役員になった人を羨ましく思う。

そんな欲があったのなら、

何故
・誰よりも早く出勤し、誰よりも遅くまで働かなかった?
・上司に常に快活にYESと答え快活に動き回らなかった?
・社内イベントや飲み会には全て参加しなかった?
・常に上になれるような態度を意識的にとってこなかった?
・全身全霊をかたむけとことん仕事に没頭してこなかった?

何故
・小学校から塾通いをしてより良い大学に行かなかった?
・MBAやMOTをとらなかった?
・留学をしなかった?
・外国語がネイティブレベルになるよう努力しなかった?

こんなことを自問自答すると言い訳がましく帰ってくる答え。
・やとわれで一生を終えたくない(サラリーマンは妥協)
・何かを創造したい、自分で起業したい

それならば、そのための努力をしてきたのか?
と自問自答すると・・・
・30代、40代でそれなりにお金を貯めなかった
・自分が本当に何がしたいのか徹底的に考えなかった
・起業のための勉強や努力をしなかった

要するに、なまけ者の欲かきなだけだ。
20代から40代までは食べるためにそれなりに
働いたけれど、たいしてお金を貯めず、
余暇に遊ぶこと、趣味にいそしむことばかりしてきた。
それが私なのだ。
今の自分をつくったのは過去の自分なのだ。
と、理屈では理解できてもスパッと
過去の後悔をせずに未来のことを考えて
頑張るぞと意気込めない自分がいる。
ほんとに情けない。それが私だ。

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