初めての本格的内視鏡検査(胃内視鏡&大腸内視鏡)

2018年になって初めて本格的に内視鏡検査を受けた。
以前、1度だけ鼻から内視鏡を入れて胃を検査したことがあった。
が、本格的に受けることにした。
というのは、鼻から入れるタイプの内視鏡は
口から入れるタイプの内視鏡より精度が低いと分かったからだ。
そりゃそうだ。鼻から入れるタイプは小さいから画像センサも小さい。
口から入れるタイプは鼻から入れるタイプより大きいから
画像センサも大きい。よってそれだけ精度高く撮像できるわけだ。
口から入れる内視鏡がいいことが分かっていても気が進まなかった。
というのは、鼻から内視鏡を入れて検査していたときに、
隣で口から入れる内視鏡検査をしていた人がオエオエ言いっぱなしだったから。
とてもじゃないけどやる気がしなかった。
それをやる気にさせたのは、セデーション(鎮静剤による静脈麻酔)。

静脈注射されているなと思っている内に意識を失い、
喉に何かを入れられたことも分からない内に別室で目覚めた。
意識を失いことはちょっと怖いが、オエオエやるよりはいい。

結果、1年前に鼻から内視鏡を入れて検査したときは細かいことは
検出されなかったのに、今回、胃壁の異変、例えば過形成や
ピロリ菌による胃炎等が指摘された。
勿論、ピロリ菌は除菌済。
で、1年後、経過観察のため再検査。

大腸内視鏡も同様にセデーション。
こちらの方は、肛門のあたりに何かを入れてるような
感覚だけは夢うつつの中で感じてはいたが、
大腸に挿入されている感覚は全く無かった。
で、気づいたら別室で寝ていた。

驚いたのが、大腸内視鏡検査でポリープが発見され、
切除されていたこと。
S字結腸にあったポリープの写真を見せられたのだけど、
結構、ショックだった。
というのは、ポリープはいずれそれなりの確率で癌化するからだ。
今まで2回法の便検査で鮮血反応が出たことが無かったので、
今回はまあ節目だしなくらいな感じだったのに・・・
先生は画像を見ながら、
「画像からは良性の所見ですが生検します」とのこと。

そして生検の結果が1週間で届き、おそるおそる
検査結果を見ると、「悪性の所見無し」とあった。
やっと解放されたと思った。ホッとした。
今回、セデーションを知ったからやる気になったけど、
それが無ければ間違いなく受けなかった。
2回法で陽性反応が出たことがなかったし。
もしやってなければあと数年で癌化したかもしれない。
そう思うと本当にやってよかったと思った。

人間ドックはだいたい基本が6万前後、大腸内視鏡が3万前後。
施術分(ポリープ切除)が約4000円、PSAやその他の腫瘍マーカーで
約1万円。合計10万超えだったけど、
具合が悪いから検査して癌が発見されて手術やら抗がん剤投与やらを
やるよりはよっぽどいい。

セデーションを教えてくれた人に心から感謝。

とは言え、夜8時に下剤を飲み、明け方まで10回以上トイレ。
そして、朝6時に起きて下剤を溶かした溶液を1.5L飲み、
更にトイレに10回以上行くのは本当にしんどかった。
5年に1度やればいいそうだが、5年後にやる気するだろうか・・・
下剤による大腸洗浄がもっと楽にならないだろうか・・・

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